やっと正月が明けてくれましたね。
まさか『正月よ!早く過ぎてくれよー!』と思う日が来ようとは思いませんでしたよね。
独身で40歳も超えると、色々言われます。今年はさらに心配もかけてるので余計にでしたね。
やれ「仕事が安定してない」だの、やれ「自分の管理が出来てない」だの、やれ「いい人はいないのか?」だの。他にもブツブツブツブツ…。
最後の"いい人"に至っては何十年も同じことを言い続けてるので、まだ望みを捨てていないのか!?と驚きます。
集まったら集まっただけ一人一人から小言を頂けるので、今や甥っ子からも言われるし友達の子供(まだ小さいのに!)からも言われるし…。
まぁ、それはもういいんです。
私の目下の悩みは【歯医者】です。
1月半ばに歯医者の予約があるので行かねばならんのですが、治療中どうにも雑念が振り払えないのが悩みです。
雑念①
2chの笑えるコピペでこのコピペを知ってますか?
17: 名無しさん 2014/04/24(木)22:59:32 id:TfVP2Wa5o
数年前、歯医者に行った
そこで治療を受けていると、口の中に妙なしこりがあることに気付いた
治療中で退屈していたので、舌でそのしこりをペロペロ舐めていると
先生に「それ、先生の指やで」
と言われた
初診に行った、その日から口を開ける度に思い出されるこのコピペ。
繰り返される「それ、先生の指やで」
「それ、先生の指やで」「それ、先生の指やで」「それ、先生の指やで」「それ、先生の指やで」.........
延々と念仏のように「それ、先生の指やで」
これを思い出したところで笑いそうになってしまうことに悩んでるんじゃないんです。
これを思い出すと『舌でペロペロしない!』と思ってしまうことに悩んでるんです。
こうなると『舌を動かしてはだめだ!』と思い込んでしまうので、余計に舌が動いてるような気がしてくるのです。
全く思い通りに静止していないのです。
私の意志とは真逆に『動くな!』と思えば思うほど、右へいったり左へいったりするのです。
雑念②
舌を動かさないよう注意してると、今度は『舌ってどこが正解の位置だっけ?』と思い悩むんです。
これは銀魂【寝る子は育つ】(4年目:153話/27巻:第237訓)での神楽状態なのです。
神楽「なんか全然眠れないからどうやったら眠れるか色々考えてたアル。そしたらだんだん今までどうやって寝てたのか分からなくなってきたアル。寝方を忘れてしまったアル。どうやったら眠れるアル。どうやったら眠りの中に入っていけるアル。」
銀時「とりあえず黙れ!そして目をつぶってじっとしてろ。いつのまにか寝てるから!」
神楽「だって銀ちゃん、よくよく考えるアル。寝るって一体何アルか。目つぶっても結局私達まぶた閉じてるだけで眼球は中でゴロゴロしてるアル。真っ暗だけど結局それはまぶたの裏側見てるだけで眠ってるわけじゃないアル。その証拠に昼間日なたで目を閉じると真っ赤アル。眼球どうすれば眠れるアルか。まっすぐまぶたの裏見てればいいアルか。それとも上の方見てればいいアルかどうすれば眼球は・・・」
銀時「やめろよおぉぉぉ!!!こっちまで眠れなくなってきたろうがァ!!!どうしてくれんだよ。意識してたら俺も訳分かんなくなってきちゃったじゃねぇかあぁ!!上の方だっけぇ~下の方だっけぇ!?眼球の置き場が分かんねぇよぉ!」
神楽「あと寝る時って息口でするんだっけ、鼻でするんだっけ。口から吸って鼻から出すんだっけ、鼻から吸って口からだっけ」
銀時「やめろぉ!!」
神楽「手って組んだ方が良いんだっけ、横に置くんだっけ、布団から出すんだっけ、しまうんだっけ、枕の位置ってどの辺だっけ、仰向けだっけうつぶせだっけ」
銀時「やめろぉ!」
神楽「人ってどこから生まれて、どこに向かっていくんだっけ、宇宙の向こう側ってどんなになってるんだっけ、アニメは何で儲からないんだっけ」
銀時「やめろよぉ!!うわあああぁぁ!!!眠れねェ!!もう全然眠れる気がしねェ!!眠るのってこんなに難しかったっけ!?俺たち今までこんな高度な事、毎日やってたっけぇぇ!?!?」
神楽「眠るってなんだっけ」
銀時「うるさぁい!!そんなややこしいこと考えてて眠れる訳ねェだろぉ!?どんだけ不器用なんだよ!高倉健でももう少し上手いことやるわ!!」 ーアニメ銀魂より抜粋ー
舌の置き場は上あごにつけるのか、下につけるのか...どこに置いてもしっくりこん。
その間にも「それ、先生の指やで」はずーっと唱えっぱなし。
『ペロペロしちゃダメ!』「それ、先生の指やで」『舌を動かすな!』「それ、先生の指やで」『舌ってどこに置くの?』「それ、先生の指やで」『あぁぁぁ!もう!ざつねーん!!!』
私は軽いパニック状態なのです。
雑念③
口を開けてから、ものの数分で頭の中が爆発しそうになるんですが、その後にやってくるのが『息止め』です。
口をあけっぱなしにしてるからか、鼻からし忘れるのか、何がなんだか分かりませんが雑念と戦ってると急に『苦しい!』と気づき、自分が全く息を吐いても吸ってもないことに気づきます。
気付いた時点で吐くなり吸うなり、すればいいのに『あれ?どっちからどうやるんだっけ?』とか『このままだとゼ~ハ~ゼ~ハ~言うことにならん?』とか『少しずつ鼻から出そう…あーダメだ。苦し過ぎて一気に出ちゃうわ』とか考えてる間に顔が真っ赤になってくのが分かるぐらい息を止めてしまうんです。
この『息止め』忘れた頃に何度もやってくるので、とても厄介なんです。
雑念④
これが多分、一番に片付けたい雑念です。
『口を開けてるのに大きく開けてないんじゃないか?と不安になる』こと。
私は言ってみれば歯医者初心者です。
『歯医者の通』みたいな顔で歯医者に行ってますが、全く慣れてないんです。
毎回毎回、口を開けてしばらく経つと『あれ?口、ほとんど開けれてなくない?』と不安になり、その都度思いっきり開けます。
そのうち「あ」の形がいいのか「お」の形がいいのかも不安になります。
その間ももちろん「それ、先生の指やで」はいます。
で、また少しすると『ほとんど口開いてなくない?』と思って、口を開ける。
ほどなくすると、口がガクガク震えてしまうんです。これも緊張してんのか、なんなのかよく分かりません。
アワワワワとなってくると、手であごを押さえながら開けてます。
2回目に行った時に『もう!我慢ならん!』と思い、歯科衛生士さんに「私ってちゃんと口を開けてますか?」と聞いたんです。
そしたら「ちゃんと開いてますよー」と答えてくれました。
しかも『このサイズはさすがに開いてなくない?』と思ってるサイズでも「よく見えてますよー」と。
ここで納得すれば良かったのに、3回目に行った時はやっぱりまた不安になり、結局は手であごを押さえてました。
雑念⑤
これは2回目までは浮上してこなかったのに、3回目で浮上してきてしまったので次に行くのが嫌になるほど大きな問題です。
『むせる』
治療中に出てくる唾液は吸い取ってくれてるので、それまで何も気にしてなかったんです。
が、3回目の時。
上で書いたような雑念との戦いの最中、何の気なしにツバを飲み込んだんです。
運悪くというか仰向けに寝てるので誤嚥しやすいとは思うんですが、気管に入りましてね。
もう苦しいったらない!
しかもこの時には私は『治療時間は30分ぐらいなんだな』と思ってましたんで、1分でも早く治療を再開させたい!
最初は「大丈夫です!大丈夫です!」と治療を再開してもらおうとしましたが、仰向けになった途端「ッガ!ッハ!ゴッホ!」
もうそっからは『早く治めなきゃ!早く治めなきゃ!』と思ってるけど「ッゴッホ!」が止まらんのです。
いけるかな?と思って仰向け前にテストで上を向くと、やっぱり「ッゴッホ!」
10分ぐらいでしょうか?もう焦っても仕方ないと思って落ち着くまで何度も"うがい"をして、満を持して「もう大丈夫です」と声をかけ仰向けに。
私は知らぬうちに自分に嘘をついてたようで『全然、満は持してない』ということがすぐに自分にバレ、隠しきれてない"のど"にある違和感にすぐに気付きました。
それでもなんとか最初は我慢したんです。
息を吸うだけで、またむせてしまいそうだったので息を止めて、のどの違和感は時間の経過と共に主役級の存在感だし、もう苦しくて苦しくて。
でもまた治療を中断したら、まーたうがいをして"のど"の整え待ちになってしまう。
私が息を止めてる間にどうにか治療が終わらないか?!と願ってましたが、終わる気配はない。
限界まで我慢しましたが、結局は手を思いっきり振り「やっぱダメでしたーすいません!」と言いながら"のど"整えに入ったんです。
ここからまた10分ぐらいかかり、治療を再開したんですがノドの違和感もとれないし、息をうまく吸えないし、ツバを飲み込むのが怖いし、勝手にノドが開かないか?というのも不安になるしで、それまで以上に苦しい治療時間になってしまいました。
治療自体は我慢ができる痛みなので、何も問題ないのに勝手に働く頭の中のせいで無駄に苦しい思いをしてるのです。
次に行くときも、またこの雑念に囚われるのかと思うと『歯医者に行きたくない』というよく聞くフレーズはこの事を言ってたのか?と思えます。
無念無想の境地を目指すべく歯医者で修行みたいなことをしてたけども、3回とも雑念は全く振り払えなかったので、次はたっぷりの煩悩で「宝くじに当たったらどうする?!」をお題にしていこうかと思う。こっちの方が上手くいく気がする。