歯医者に行って【歯周病】という診断をされてからというもの、私の考えごとの90%は"歯"のことばっかりな、ここ最近です。
その話
前回、歯医者に久しぶりに行って色々と今時というか最新になってることに驚いてたんですが、中でもレントゲンは『おぉ!』となってました。
私が覚えてる限り、歯医者でのレントゲンと言えば『寒くて薄暗い小部屋で黄ばんだ古い機器での撮影』というイメージでしたが、小さい部屋はそのままにレントゲンの器械が真っ白くてデカくて丸みを帯びた器械になってたんです。
これと同じではないだろうけど、こんなような丸っぽくてデカいレントゲン。
久しぶりの歯医者というのもあって私はずーっとガッチガチに緊張しっぱなし。
その上、近所の歯医者さんはやたらに若い女の子のスタッフがいて診察室はスタッフの女の子で溢れてるんです。
同性とは言えど知らん子で、しかも若くて華やいだ子達。キャッキャしてないのにキャッキャしてるような声が聞こえる空間。
私がこれまで行ってた歯医者なんかはお爺さん先生かおじさん先生1人で他に女性スタッフが1、2人とかいうとこばっかだったので、TikTokに出てきそうな子達がワラワラいて、その中に紛れ込んでるような形になってるのも場違い感にいたたまれなくなってました。
レントゲン室に行くにも彼女達をかき分けていくような心持ちで向かったのです。
自分の骨や筋肉がギチギチ鳴ってるような動きでレントゲン室に入ると、あのデカい器械が。
こういう医療機器は丸みがあると安心感が出るな、と今は思えますがあの時は安心もリラックスも全く出来んかった。
小柄で可愛らしい子に重量感があるベストみたいなのを着せてもらい、言われるがまま小さい固形のモノを歯で挟み顎をのせるべきとこに顎をのせ、握るべきグリップを握り、と私の心の準備もお構いなく身体を撮影に適したように動かされます。
なんとも無自覚というか頭が真っ白だったんですが、言われてセットした身体がなんかすごく窮屈だったんです。
「なに?この違和感?」と思いながら自分がどうなってんのか、よく分からんけど先ずなんか中腰なんですよね。
で、この中腰状態で「もう少しアゴを引いてもらえますか?」と指示がありました。
あ~このセリフ。
免許更新の時も言われたし学校の集合写真でもよく聞いてきたけど、「アゴを引く」っていまいち分からんくない?
なんなのだ?アゴを引くって。
言葉が難解過ぎん?
後頭部に意識を集中して、誰かに後頭部を引っ張られてる感覚がアゴを引くことなのか。
俯かないけど、キモチ俯く気味なのがアゴを引くことなのか。
妙な中腰の違和感から突然「アゴを引いて」と言われたので、何をどうすればいいか全く分からず「えっ?えっ?」と言いながら小刻みに顔をひねるも、固定された固形物を歯で噛みながらアゴ乗せ台にアゴを乗せた状態でアゴを引く………そんなこと出来る?
『その指示は難し過ぎんか?』という心の声が
「こえってふふいへひいへいこーへきはふか?(これって物理的に成功できますか?)」
と声に出てしまい、スタッフからの返答が無言だったのでまた
「えっ?えっ?ほほがへいかい?(どこが正解?)」とか言いながら小刻みに顔を動かす。
緊張もしてるし、軽いパニック状態で「あ”ぁぁぁー--!!!もう帰りたいよー--!!!」と心の中で叫びながら顔をコチョコチョ動かしてたら「そこです!」と言われたので、正解にあたったようです。
ただ「そこです!」のとこが明らかに二重アゴを作ってたので、セットした位置からわざわざ顔を出して「ここ?二重アゴを作る形なんです?」と、思ったことがなんのフィルターにもかからず口から出てしまい、聞くようなことでもないことを確認するほど緊張してたんです。で、やっぱりそれで正解なんですって。
正解の場所を見つけるも私の身体は違和感の限りなんです。
はなっからアゴの高さが合ってないので中腰のまま、緊張からグリップをギューッと握りしめてて、アゴをアゴ乗せ台みたいなとこにのせながら、なんかよく分からんモノを噛みしめ、それらアチコチに気を配りながら二重アゴを作ってる状態。
ツイスターっていうパーティーゲーム、やったことないけど絶対に苦手だと思う。
自分の身体の部分部分をそんな器用に各々で命令できんし、すんなり従わんと思う。
『なにこれ?これで合ってんの?』と思いながら「動かないでくださいね~」と言われ『えっ!ちょっ!これ?これでいくわけ?すっごい無理があるんですけー!』と言ったのか言ってないのか…。思ってたことは確かで「はい準備OKです!」の私からのGOサインも出したのかどうか覚えがないけど、ジェットコースターの安全装置がゆるゆるになってる時みたいな『これは絶対になんか違う!』という不安が爆発状態。
そう思ってる間に驚くことに顔の周りにある壁?みたいな部分が回転しようと動きだす。
さっきの不安状態から『えっー!今ってこんなんなのー?!すっごいなぁ!』と感動してたのもつかの間。
すーっと回る壁のような物体が私の右肩を巻き込みながら、強引に回転。
右回りに回転してたので私の右肩は後ろに持ってかれ「あ。ちょと。どしよ」と動かすなと言われてた口も動くし、動くなと言われてた身体も強制的に動くしで、このまま自分も右回転するんか?と思ったけど、肩の高さが低くなって(書いてて意味が分からんけど低くなった)動く壁からするっと抜けることが出来た。
左肩は幸い巻き込まれず、事なきを得たけども絶対になんか身体のセットポジションは間違ってたと思う。
それとも自分の肩の位置がおかしいのか。
肩が巻きこまれた、ということはどう考えても壁みたいな物体まで肩が届いてる状態で私のいかり肩というものは本当にイカリみたいなことになってんの? こんなん?
こんなゴンモリとしてんの?
最近、何を着てもなんだか迫力感が増してる...というか威圧感が凄くて何を着ても似合わなかったけど…。 こんなようなファッションなら、思ってた以上にとんでもなく似合うっぽいから路線変更を検討した方がいいかもね。
雑魚キャラのコスプレが売ってんだな。
話が逸れてったけどもゴンモリ肩、とまではいかないが緊張と身体に色んな制限がかけられた状態から二重アゴを作らなかん、ということで知らぬ間に首をおもいっきり縮めて肩をすくめてたんだろうね。
というか本当、もうちょっとチェックして欲しかったよね。
何にしても動いたのにも関わらずレントゲンは綺麗に撮れてたので問題ないけどね。
12月はずーーーっと歯のことしか頭にないので、しばらくの間は歯の話ばっかりです。