年末が差し迫ってくると、今年の出来事なのか去年の出来事なのか、よく分からんくなるね。
今年のはじめに『歯が痛い気がする…』と感じた。
左奥歯のあたりで、大昔に虫歯を治療したとこ。
私の人生において虫歯治療はこれ一度きりで、あとは親知らずの抜歯のみ。
虫歯菌が少ないんでしょう。ラッキーです。
コレに甘えとんと歯医者とは無縁の生活でした。
痛いとなったらすぐに歯医者に行くので、早々に行く気ではあったものの近所の歯医者を探してる間に仕事に追われ、すっかり歯痛のことは忘れたまま秋へ。
11月半ばあたりに『あっ、そうだ。私は歯が痛い気がするんだった…』と歯痛を思い出したので、すぐに歯医者を探し予約。
症状を訴え、プラークチェック(赤くなるやつ)したり、レントゲンをとったり、口腔内の掃除をしてもらったり、なんやかんやと久しぶりにしてもらって結果は【歯周病】ですって。
私は以前に「歯磨きの時間が好きだ!」というブログを書いてんですけど、ここでも言ってるように「歯磨きの時間が好き」なのであって「歯を大切にしている」のではないんですね。
歯磨き愛の話
ほんとに歯磨きは好きなんですよ。
小さいヘッドの歯ブラシに替えてからというもの、未だ飽きずに楽しく磨いてます。
好きこそもののなんとやらで、プラークチェックの時に歯科衛生士さんからも「歯の磨き方は綺麗ですよ~。このままで大丈夫です」と言われ、私は興奮してしまい「あ~良かったです!今、小さい歯ブラシで磨いてて~(早口ペラペラ)それが楽しくって~(早口ペラペラ)磨いてると歯の1本1本に愛着が湧いてきて~(早口ペラペラ)」といかに自分が歯磨きの時間を楽しんでいるのか!を聞かれてもないのに話しまくってましたよね。
歯磨きのやり方は現状維持で良いというお墨付きをもらった後に自分の歯のレントゲンを見せられました…。
さっきと同じ歯科衛生士さん(若くて可愛い子)がやれ「歯周ポケット」だとか、やれ「歯石が溜まって」だとか、やれ「8mmぐらい深くて…」と、丁寧にやさしく説明してくれます。
私だって聞いたことはありますよ。
「歯周病」とか「歯周ポケット」とかは。
でもまさか歯周ポケットなるものが傍目からは溝なんて深く刻まれてません!って顔しながら、その実ジワジワとポケットを深く深く掘り下げていたなんて信じられませんでしたよ。
私がこれまで好き勝手に飲み食いしたブツをしれっとポケットに取り込んでプラークに昇華させ、それを栄養にえっさっ!ほいさっ!と掘ってるとか…。
「これが歯石で~」と優しく説明してくれてる歯科衛生士さんの話を聞きながら、目の前のレントゲンに上下左右の奥歯に骨でもなんでもないプツっとした白い影がポツポツあるのを見て、日々ウキウキしながら歯を磨いていたその歯の下の歯茎の中でコイツらが増殖していたことを想像すると、なんとも!なんとも不甲斐ないんです!
つい数分前に私がいかに歯磨きを愛情持ってやってるか!を興奮気味に話してた相手から淡々と「これが歯石です」とか「これも歯石です」とか説明されてる訳です。
目の前のレントゲン写真を指し示しながら
「ここのポケットの深さ〇〇mmで~」
「ここは〇〇mmで~」
と言われながら、私は絶好の隠れ場所を確保したプラーク軍が日々、穴を掘って堅牢な歯石を作り出してんのを想像をして『こいつらに対抗するにはどうせぇって言うんだよ!』という気持ちでした。
説明を聞いてる最中、私の頭の中は『そんな深い溝(しかも歯ブラシとかで届かん)を攻撃されたら、もう私は一生歯医者通いですか?』『つまり何だ?今後も歯は痛み続けるってことですか?』という疑問と、さっきから頭の片隅で酒宴を開いてるプラーク軍の妄想を抱き不安と苛立たしさで治療方法の話をほとんど理解できなかったです。
今後のことはなんだかんだ色々とあるようなのですが、とりあえずは歯石を取っていくということらしいです。
それにしても歯茎から血が出てたとか、歯茎の色が悪いとかの自覚症状が全くなく(歯茎の健康状態もおおむね良好だそう)奥歯の痛みは絶対に「虫歯だ!」と思ってたので、虫歯が出来にくい人もちゃんと定期的に歯医者に行った方がいいね。
私は過去の自分にそう伝えたいよ。
防具購入
上下左右の4箇所で最低でも計4回は歯医者に行くことになるのですが、初診が終わって数日後、私は歯周ポケットからの攻撃に備えるべく色々と買いそろえました。
「デンタルフロス(ロールタイプ)」「ジェットウォッシャー」「糸ようじ」「歯間ブラシ」ですね。
どれが自分に合うか?どれが継続できるか?あいつらの根城を攻撃できるのはどれか?
他にも色々ケア用品はあるけれど、とりあえずこれらでやってみて歯医者に行った時に成果があがってるか確認しながら使っていこうと思ってる。
まだ使って間もないけども私の中での継続できそうな順。
4位 デンタルフロス(ロールタイプ)
使い方動画 とりあえずコレやっておけばいい!みたいな風潮があるけども、これまでフロスを使ったことがない初心者には難しい。
今の時点で10回以上は挑戦してるけど、未だに慣れん。
歯磨きと違って、やれてる!という達成感もあんまり感じないから(なにかがゴッソリ出てくるならともかく)慣れるまで頑張るのか、別の方法にするか考え中。
3位 小林製薬の糸ようじ
ロールタイプと違って手軽ではある。
が、奥歯がどうにも出来ん。糸ようじを横にして使いたいわけだが、思うようにいかないのでコレも慣れるまで頑張るしかないのか!と思ってる。
ロールタイプと同じぐらい達成感はない。
2位 ジェットウォッシャー
唯一「歯周ポケット」を攻撃できるアイテム!
本当はドルツが欲しかったんだけどね…。ちょっと高過ぎなんだよね。
仕方ないので聞いたこともないメーカーのをブラックフライデーの時期に購入しました。ドルツの1/4以下の値段だったので。
超音波ではないけども、いいです。
プラークがとれてるのか?とれてないのか?は分からんけども、どうにも歯医者に行った帰りとこれを使った日は歯が痛いので(多分、歯の根っこが痛い)奥のとこまで行ってくれてるんだと思ってる。で、痛くない時は何らかの汚れで保護されとるんじゃないか?!と思ってる。
初めて使った時はこの時期に普通に水道水を入れたもんだから、冷えた水が奥歯の方にあたって飛び上がるほど痛かった。
なので以後はぬるめの温水を使ってる。
水流をあてる位置を少しでも間違えれば、のどちんこを攻撃されてえずいたり、前歯にあたって顔面に水がかかったり、ほっぺや舌をえぐる勢いで攻撃されるので気を付けねばならん。
ボタンの位置も絶妙な箇所に配置されてるので「ッグゲ!喉にあたった!停止!停止!」とパニックになってるとモードボタンを押して更に強い水流に攻撃されたりもする。
さらに言えば片付ける時も気を抜けん。
脱着可能なノズルを取る時、脱着可能なタンクをはずす時、機器についた水気をふき取る時なんかにON/OFFボタンを押してあらぬ方向へ水をまき散らすこともある。
そんな荒れくれ者のイメージだけど、やりがいは感じてる!
今はやりがいしか感じてないから、歯医者に行った時に歯周ポケットが綺麗になっている(もしくは治療後の箇所は持続されてる)か聞きたいとこ。
1位 歯間ブラシ!!!
「あったらいいな」をカタチにしてくれてます。
めちゃめちゃ気持ちいいんですよ。 あくまで歯と歯の間の三角ゾーンを攻める商品ですが、とにかく使いやすい。
奥歯の上はどれを使ってもやりにくいけど、これだと出来るんです。
私は表からも裏側からもチマチマ入れて掃除してます。
その度に細かく動かしてゴムと歯が接する「キュッキュッ」という音を聞いて大きな満足感を得ています。
残念なのは歯周ポケットには届かんことと歯と歯の間は掃除できんことです。
本気で歯をなんとかしたいんだったら、もっとなんかあると思うけど毎日毎回の上、今までの私のウキウキ歯磨きタイムが「やらなかん」という義務感になったら猫しか生きがいのない生活になっちゃうんだよね。
あの大好きな時間をこれまで通りの大好きな時間であるように歯医者さんと相談しながら、プラークを退治していこう。