この間、仕事の打ち合わせに行ってきた。
資料はその前には貰ってて、目を通してる時から『ヤル気ミナギッテマス!』という状態。仕事の内容が長いスパンで付き合っていくから『しばらくは安泰ですな』という理由からか、とんと仕事が無いと一応はヤル気ミナギルのか、どっちでもいいけど『ヤル気ミナギッテマス!』状態は発動。
『私デキマス』風の面構えで電車に乗ったけど、暑い。歩いてる時は気にならんかったけど、止まると暑いがな。
完全に服装の季節を間違った。
私は普段、ジャケットは着ない。肩幅が既製品に合わないから、肩が凝ってしょうがない。ただ、その日は『ヤル気ミナギッテマス!』から。パンツスーツで行ったわな。しばらく、着てなかったし太ったのもあるからセットのパンツは履けず、別の履けるパンツを履いたけどそれは冬用。というかジャケットも冬用。そして全体的にキムい。
キムキムだけど、時間も迫ってたので家を出た。電車に乗ってから、自分の選択が色々と間違ってることに気付いた。シャツの中にもユニクロの長袖肌着(冬用)を着てたから、とにかく暑いしキムい。首周りにダラダラ汗が出てくる。周囲は涼しい顔で電車に乗ってるので、ハンドタオルで汗を拭き拭き、せわしなく動き続ける自分が恥ずかしくて仕方ない。
一旦、落ち着いてから客先に行きたかったけど、時間がない。電車を降りてからも早足で歩いていたので、打ち合わせに入って30分以上は自分の汗がめちゃくちゃ出てくることに気がいってた。拭いても拭いても出てくる。担当さんが気を使って「あっ、ちょっと今日は暑かったですもんね。冷房強くしてきましょうか?」とか言ってくれる言葉で余計に汗が出る。「いやいや」みたいに言ったけど、実際は呼吸もままならんし額からも汗出てるし『ちょっと一旦、喋らない時間貰っていいですか?』と言いたいぐらいだけど、自分のギリギリ時間配分のせいと太ったせいと、日頃外出していないせいなので何も言えない。
冷房は結局、強くしてくれて『涼しや~』の中、打ち合わせという名の確認作業は終了。冷房を強くしてくれた事に心から礼を言い、帰りだけはまたしても懲りずに『私デキマス』風で帰ろうと、すまし顔で脳内イメージは『早足サッサ』と言った調子で駅に向かった。
こういう時にあの円柱のデザイナー?が持ってるような筒があると恰好がいいだろうなぁ、と妄想してたけど駅ビルのガラス窓に映る自分の姿を見て、どう見ても『私デキマス』風じゃなくて保険のオバサン風という現実に妄想も砕かれたわ。
あったんだな~。これこれ。持ってるだけで何か格好良さげな筒。
帰りの電車で『ミニオン』の事を思い出し(過去記事:ミニオン)羊毛フェルトで猫のオモチャを作ろうとしてたんだよなぁ、と思い手芸屋さんに寄っていくことに。
頭の中は『果たして、どうミニオンを作るか?』で一杯で、正面・背面・上面・下面・側面とボール状にする予定のミニオンを3D化して、どこから見ても変な仕上がりならないような作りにするには......とそんな事ばっかり考えてた。オーバーオールの細部だったり、横から見た時の肩にあたる部分だったり、手足を作らないからその辺りの仕上がりがどんなんになる?とかね。
目当ての駅に着いた頃もずっと考えてて、何の迷いもなく目的地に。
そこは大型スーパー(実際はそんな大きくない)に手芸屋さんが入ってたので、エスカレーターで上がっていく。何階にあったか覚えがなかったので、ここらでようやく私の妄想タイムは終わり、手芸屋さんを探すことに。
2階のフロアから捜索したけど無い。3階にも無い。4階からは駐車場なので無い。
フロアを周ってる時、手芸屋さんの隣にあったであろう店舗を探してみるもそれも無い。店内案内の看板を確認すると手芸屋がそもそも無い。
キョロキョロ周りを見まわして、自分が何でここに来たのか考えた。
手芸屋があると思ってここにきてる。ってか、迷いも無かったし。でも実際には手芸屋の手の字も無い。あった形跡も無い。私が覚えてる手芸屋の店舗の並び自体が無い。
再度、何でここにあると思ってきたのか考えてみる。ここには来たことがあるけど、手芸屋に行った事あるのか?ここには何を買いに来てたのか?
替え芯(ペンの)を買いに来たり、高くも安くもないクッションを衝動買いしたり、猫のオモチャを気まぐれで買ったり、でもほとんどは替え芯の為ですわな。
自問自答しながら、大型スーパーを出て駅周辺を見まわした。どうにも手芸屋が無いという事実が受け入れられない。手芸屋の袋を持って電車に乗った記憶は無いけど、「この駅降りたら、手芸屋がある!」という変な自信は揺るがない。
ウロチョロウロチョロしながら、見覚えがありそうな他のビルを探そうとしてみる。何でこんなにの諦めが悪いのか今さらながら思うけど、この時は「おかしい!何かがおかしい!」とそればっかり。
近くを歩いてた『私はここに住んでかれこれ~ん十年よ』風のご婦人に
「この周辺に手芸屋さんってありませんでしたか?」と聞くと
「あ~」婦人は周囲を見回しながら
「あったわよね~」頬に手をあてつつ
「あれ~?無かったかしら?」
と質問が質問返しみたになってたし、このご婦人も私と同じように「手芸屋あったよね?」と思ってたわけで私もすさかず
「ありましたよね!」と答えてお互いに
「ん~~~?あっちだっけ?こっちだった?」等々、頬に手をあてつつ思い出そうとしてた。
多分、これ放っておくとご婦人の近所の知り合いがそのうち通りかかり
「あーーー!○○さん!そんなとこで何してんのーーー!」と自転車乗った人が通りの向こうから現れて
「この方が手芸屋探してるんだけど~あった気がするんだけどね~」から
「あるじゃない!」と新手のご婦人が言い切るも
「え~どこ?」となると
「ほら~あそこに無かった?・・・・・・あっ、違ったわ。無いわ」から今度は3人で頬に手をあてながら「あっちだ、こっちだ」が始まって、また新たなご婦人が増えて・・・・・・。
そんな事になるかならんかは分からないけど、お互いに「無かった!」と言い切ることも出来ない状態なので「あっ、すいません。手芸屋さんの場所を地図で探しますのでお手数おかけしました」と伝え、伝えながらも自分で『最初から店舗を検索すればよかったじゃないか!』と気付き、早速検索。
全然、違う場所にあった。
本気で一瞬『あれ?これが所謂パラレルワールド?平行世界に来ちゃったってやつ?』とか思うも手芸屋があったか無いかの違いの世界にはロマンの欠片も無いのでこの妄想は即、雲散霧消。
よくよく思い出せば、この地図の場所で前回も買ってる。手芸屋の袋を持って、たこ焼きを帰りに買おうかどうか悩んだ自分がいたわ。
自然にでかい溜息をついて、無心で駅に戻り自宅の駅に向かう電車に乗った。
仕事で疲れたというより、自分の思い込みに振り回されて疲れた半日。半日なのに9時間労働した後みたいな疲労感。
駅前にあるコンビニで『今日こそは!アップルティーが飲みたいんだー!』(4月からずっと飲みたいのに飲めてない)と思い、紙パック売り場に向かうも無い。
いつものように○○ティー関連が品切れ状態じゃなくて、アップルティー自体が売られてない。
青りんご、ピーチ、ミルク、レモン。
何でここにアップルが無いのよ。ミルクとレモンはいいとして、青りんご。お前は違うだろ。青りんごが出しゃばるならピーチは引っ込む時でしょ。何で2人が出しゃばるかな~?アップルがいじけてんじゃないかよ~。
アップルって定番じゃないの?レモン、ミルク、アップルでしょ。で、後1枠つけるなら、そこがキワモノ商品じゃないか。
アップルティーが無いのこれで4回目?なんか、わざわざアップルティーを探す為にアチコチ行く気は無いけど、こうも手に入らないと『飲んだら不幸な目にあうのかな?』とか考えちゃうな。
アップルティーへの思いを断ち切れず、懲りずに帰り道にあるドラッグストアへも寄った。
大きな紙パックになっても仕方なし!と思ってたけど、無い。果汁ジュースしかない。あと飲むヨーグルト。
期待してなかったけどね。40代以上向けドラッグストアだからね。白髪染めのゾーンが凄いからね。ちなみに何故か猫のエサゾーンも凄い広いけどね。
全てを諦め、猫のエサをついでに買おうとエサゾーンへ。
商品の入れ替えが行われたのかチャコ達が唯一、食べ渋らないカリカリが無い。
半分以上は以前に食べ渋ったカリカリが残ってて他は新顔。新顔もほとんどは以前に別の場所で買って食べなかった商品だったので試してないのを買ってみた。
『どうせ食べ渋るんだろうけど、買ってしまったからには少量ずつ溶け込ませるか』と思って、その日の夕方に与えたら食べてたんだな。寝室にもカリカリのみ置いてたけど、今までの好物カリカリには見向きもせず新顔カリカリに食い付てたんだな。
いいんだよ。食べてくれたから。それよりも自分が「チャコ達はこれが好きなんだ」って思い込んでた事にショックを隠せんよ。違ったんだね。散々、変な味のエサだったから「もうしゃーねぇー」って感じで食べてたのかな?
ウェットはそもそも好きだけど、カリカリはウェットが無くなった時しか食べなかったもんね。それがウェットまだ少し残ってる段階で食べたもんね。
まぁ、いいよ。これを機にエサ食べてる=そのエサ好きと勘違いしないようにするから。
そんな日よ。
リプトンのアップルティーが季節限定とか知らなかったわ。あれは定番商品じゃないのかよ。本気で今年は飲めんかもしれん。