タイトルだけで見るとオシャレな雰囲気だけど、そういう話題じゃないんだな。
匂いで昔の記憶がパッと呼び起こされるように音楽も昔の曲を聞くと当時の記憶を思い出す時がある。
匂いでの現象はプルースト効果と言われてるらしいけど、音楽ではメンタルタイムトラベル(過去の経験を思い出したり、未来への想像をしたり※音楽に限らない)と言うらしい。
メンタルタイムトラベルの論文一例
幼児期のメンタルタイムトラベルに関する研究の展望
何かしらのきっかけでメンタルタイムトラベルをよくするわけなんだけど、今回はそんな思い出トラベルの話。
普段、私は仕事以外では動画を流し続けてるんだけど主に海外ドラマ、国内ドラマ、アニメで真剣に見入らなくてもよく、エピソードが沢山ある作品を見てる。
海外ドラマだと最近は「ビバリーヒルズ高校白書」
国内ドラマだと、朝ドラや大河。アニメは「DBシリーズ」、「銀魂」、「サザエさん(毎日、日曜気分)」、後「コナンくん」等々。
アニメの方が長い番組が沢山あるので、迷ったらアニメを見てる。こんなことを家で仕事する前から続けてるので、アニメに至っては平均3~4周回は見てる。
ここで取り上げるのは「コナンくん」。
基本的にながら見をしてるので、「コナンくん」のような作品だと「こんな殺人事件もあったんか」と周回毎に新鮮味を味わえる。
で、前々から思ってたけことだけど、「コナンくん」に時々(本当に時々)妙なBGMが流れるの。
これがJazzっぽいような曲調で『何だ?この曲』って思うのがあるんだけど多分Jazzなの。
最近まで見てた 「ビバリーヒルズ高校白書」 がラストを迎え、特に見たいのがあったわけでもなかったから、何度目かの「コナンくん」を流してた。
したらば、あのJazzっぽいBGMが流れてきたんだよね。
この時、私は寝入る寸前でネットニュースを見てた。
小腹も丁度、空いてくるような時間帯になってたからか無性にラーメンが食べたい衝動に。
そのラーメンもとあるチェーン展開してるラーメン屋さんのラーメンが食べたいの。
『ぐぬぉぉぉ!○○のラーメンむちゃ食べたいがな!』
とさ、夜中の12時頃に思ったわけよ。
元々、間食は好きじゃないしお菓子を食べる時は自分ルール「食事したいけど後1時間以上かかりそう(キリがいいとこまで)だから、何か口に入れよう」という時にしか食べない上、ここ何年も夜遅くに何か食べたい!と思ったこともなければ、食べる事もない。
だから、久々に「何か食べたい!!!」と強く思ったのも驚いたし、しかもそれがラーメン限定。その上、当時いつも注文してたチャーシュートッピングのヘビーなラーメン。
今すぐに食べれるのなら、食べに出かけようか迷うぐらいに食べたい。
他の菓子類やインスタントラーメンで誤魔化せれるような欲求じゃないし、かと言って今から仕度したとこでお店は閉まってる。
今日は確実に無理なんだよなって考えながら悶々としてた。
口の中はもうあのラーメンの味で一杯だし、頭の中からもラーメン欲求がなかなか消えんかったけど、何でこんなにラーメンが食べたいのか、を考えてた。
きっかけはコナンくんBGMな訳なんだけど、とにかくJazzなのよ。
トランペットだかサックスだかの音色なのよ。
そのラーメン屋さんに足繁く通ってたのは10年前ぐらいだと思う。
当時、飲食店がパラパラあるような地域には住んでたものの帰りが21時過ぎになってしまうと、ファミレスか中華料理屋、それにラーメン屋(これも中華なんだけどね)ぐらいしか開いてなくて、他にも台湾料理や別のラーメン屋、居酒屋系とあったけど、一人で気軽に入れる事、店内が静か、美味しいとなると中華料理屋かラーメン屋になってしまい、極々たまに週末以外にファミレスに行くぐらいだったのよ。
仕事が忙しくなると半年ぐらいは7:3(ラーメン屋:中華料理屋)でほぼ毎日、通ってて飽きるとか飽きないとか考えたこともなかったし、とりあえず何か食べれたらいいし、コンビニに寄って買って帰るのも面倒臭い時期だった。
そんな訳でゴリゴリに通ってた時期もありつつ、仕事が落ち着いたり自炊するようになったら、頻度は落ちていって引っ越ししてからは、年に一度行けばいいぐらいにまでになってた。
正直、このお店にゴリゴリに通っていようがそんな思い入れもないのよ。店員さんの顔は覚えてるけど、特別親しかったわけでもないし、あの時は食事してても頭の中は仕事の事で一杯で、いつも同じメニュー頼んでたし。
前に麻婆豆腐の記事( 一度は愛しぬいた~麻婆豆腐 )を書いたけども、あの時に通っていたお店には愛着があるのよ。遠くなっちゃった今でも、よく行くし。
このラーメン屋さんに限らず、他にも年代によっては足繁く通ってたお店は他にもあるわけで、いまだにわざわざ通いに行くぐらいのとこもある。
何だろう?この感じ。
学生時代の思い出に浸ろうとした時にパッとさして仲が良かったわけでもないクラスメートが思い浮かんで『あ~あの子は今、元気にしてるんかなぁ』と思ったりして、しばらくの間その子にまつわるエピソードを探してみるも『授業中にでっかいオナラをした』という思い出しかなく、『ありゃぁ、当時だったら相当へこむ出来事よなぁ』とか考えながらも正直どうでもよい思い出だし、忘れてた方が彼女の為であるし、そんな事を考えてる間に20分ぐらい時間が経過してる事に気付いて、何か損したような損って思うのも申し訳ないような、モヤモヤモヤモヤするような気持ち?
違うか。
とにもかくにも、ぼんやり当時のことを思い出しながら店内の様子だとか雰囲気とかを思い出してたらさ、店内BGMだよ!
店内BGMがJazzなのよ!
耳にタコが出来るぐらいに当時は無意識に聞いてて、しかも毎度同じ曲じゃない?ってぐらいに似たような曲なのか本当にただ同じ曲なのか知らんけど、毎度同じJazz。
トランペットかサックスだかの音色にバックでシンバルの「シャンシャン」が聞こえるような。
「あー!これか!」と。
曲を思い出そうとすればするほど、ラーメン食べたい欲求もあがるんだわ。
もう完全に当時のあのBGMを聞いたら、朝一からお店にかけこむ勢いになってしまうぐらいに食べたくなってんの。
匂いなら分かるのよ。
食事でも昔に食べた何かに似た匂いを嗅ぐと、「あ~アレ食べたいわ」って思うから。
味も分かるのよ。
「アノ味に似てんだけど、何かが足りん!」みたいな事もよくあるし。
ただ音楽で「アレ食べたい!」ってあんのね。
驚安の殿堂ドン・キホーテが飲食店だったら、確実にあの拍子だったり声、曲調が似たのを聞いたら食べたくなると思うんだよ。
下手すれば「ドンドンドン」だけでイケそうなんだけど。
音楽=食事で思い返すと、琴のJ-pop?みたいなのをBGMにしてる和食屋さん。
あれも別の場所で多分、琴×ジェイポップを聞いたら「あ~蕎麦食べたい」になると思う。
まぁ、琴×ジェイポップはなかなかに他の場所で聞く機会ないんだけどね。
何にしても、耳に残りやすく且つよくある曲調、拍子をBGMにしてたら「あ~アレ食べたい」と思わせることが出来るかもしれんよ、飲食店さん。適当な事を言ってるけども。
ラーメン、ラーメン書いてたら(あ~名前が出てこん)あそこのラーメンが食べたい。辛いやつの。辛いやつかけれるラーメン。で、真っ赤に染まったスープ飲みたい!
もう辛いのなら何でもいい気もしてくるな。とにかく激に辛いの食べたいわ。
前に買ったものの私には辛すぎた唐辛子。
普通の唐辛子(S&B)を5振り、辛くしたい時には10振り程度の人なら、その量の1/5でいいと思う。
小さじ一杯入れた時は何を食べてるか分からんくなってまう。