前回の続きですね。
どっか行った課長を待ちながら、お腹が減って、緊張感がなくなって~から、30分経つか?ぐらいにD男のみがやってきた。
顔からして、ニヤついた表情を浮かべてるあたり、察しが付いてくる。
曰く「送り忘れてた」と。
というか「仕様変更になった事すら忘れてた」と。
「なんか、すいませんでしたぁ~」と軽く謝るD男。
い~まから~そいつ~を~
これから~そいつ~を 殴りに~いこ~かぁ~~~~~~!(byCHAGEandASKA)
やったろか。
中年オバサン暴れ回るか。
まぁ正直、こんなチャゲアス流れる余裕なんかないわ。
顔がカーっと真っ赤になって、身体は怒りでブルブル震えて、何か言おうとすれば悔し涙が出るぐらいなんだわ。泣きたくないのに。
ふっざけんな―――!!!ドちくしょうめがーーー!!!
と、大声で言いたいんだわ。
昔のドラマでガチャガチャ周りが言ってきて主人公が「バッカヤロー!」とか「ふっざけんじゃねぇ!」と言って終わるドラマがあった気がしたけど、あったわ。もう一回あれ見たいわ。
そもそもの発端の原因なのに軽く謝るD男にも腹が立つし、ここに来る時のあのニヤけ顔からして私に悪い事したな、というより自分の失態ばれちまったといった雰囲気満載なのも腹立つし。
「適当に謝ってさっさと業務に戻ろ」感満載な態度にも「ふざけるな!」と言いたい。
その上、これがいっっっちばん腹が立つけど、ここに至ってあのクソ課長がいない事。
あいつは何だ?社内で確認もせず、私に連絡してきたのか?
「ミスを発見!自社に貢献!振りかざすぜオレの特権!セイッ!エビバデ!」とばかりに連絡してきとんのか?
まさか自分のゴマすりヤローの部下D男が「実はミスをしていた」なんていう想像もせずに連絡してきたのか?
前に一緒に働いてた時も見に覚えのない不備で私に発狂しとったが、あの時も結局はD男が原因だったろがい!(その話はここ→モラハラって。)
何より、結局は原因がD男だと判明するや謝ることはおろか、顔も出さんのか!
「てへへ、どんな顔して会えばいいのか・・・」とモジった考えなんてしてないだろうし、こっちは顔も見たくないけど、お前の課長としての責任は果たせや!!!
確認もせず、あんな態度で人を呼び出しておいて、コトが露呈するや雲隠れ。
目の前にいるD男に至っては、「長い物には巻かれろの主義でアリマス!」と言った調子で、D男に何を言おうが何も伝わらないだろうし、こちらの気持ちを理解してもらおう、なんていうのは馬鹿馬鹿しく思えてくる。
人を人とも思っていないような、ここの会社の奴隷にでもなったかのような扱いが私をスーパーサイヤ人にさせてくれたわ。なってたわ。多分。シュンシュンいってた気がするし。外の砂利駐車場の砂とか宙に浮いてたわ。多分。
頭の中で『ざわわ…ざわわ…』(by森山良子)を流し、泣くのを必死でこらえて
「はい、分かりました。これ、いちおう持ってきたので…」と、お菓子を渡し現場に寄っていく事だけ伝え(お菓子は現場の人達用にも買ってきてたので)そそくさと事務所を出た。
本来であれば、何らかの気の利いた事(よく分からんけど、ミスがあったとこをこっちで修正しましょうか?とか。こっちのミスではないにせよ、大丈夫ですか?みたいな事?)や態度でそれらを示すべきだけど、もう出来ん。
現場の人にお菓子を持っていく前に頭の血を少し冷す為に軽く散歩した。
今なら話しても泣かないな、と思ったところで現場へ行き軽く挨拶をしてお菓子を渡した。
すぐに運転できる感情では無いんだけど、一刻も早くこの会社から離れたかったので、近くにあるちょっと大きな公園まで車で行き、しばらくそこで怒りを鎮めてた。
どれだけ時間が経ってもボコボコと沸騰してくるので、公園で顔を洗ってから家に帰った。
いつまで経っても「うぉぉぉーーーーーー!!!」と叫びたいし、皿を大量に投げつけたい衝動が収まらん。
玄関に入って、チャコとサバコを見たら「あー今、叫んだらこの子達ビックリするよね」と思うと出来ないので仕事部屋に入り、きちんとドアを閉め、まずはノートを何度も机に叩きつけた。
大きい声は出せないのでノートを両手で振り下ろす時に出る「フンッ!フンッ!」に合わせて
「ナッ・ンッ・デッ・アッ・ンッ・ナッ・タッ・イッ・ドッ・ナッ・ンッ・ダッ」とか
「オッ・マッ・エッ・ラッ・ノッ・ドッ・レッ・イッ・ジャッ・ナッ・イッ・ンッ・ダッ・ゾッ」とか
「コッ・ノッ・クッ・ソッ・ヤッ・ロッ・ウッ・ガッ」とかね。
その後、ひざ掛けをくるんで口にあてて、いいだけ大きな声で叫んだわ。それでも収まらん。
もうここまで収まらんと寝るかプールしかないんだわ。こういう時は。何をしてても集中できないしさ。
プールで何も考えられなくなるぐらい泳ぐか寝る!しかないんだわ。
で、今回は寝た。ざざっとシャワー浴びて布団入った。まだ午後を回ったばかりだけど。んなこた、どうでもいいんだわ。血圧、ずっとあがってんの嫌なんだわ。
そしたらさ、チャコが部屋に来て布団に潜ってきたの。
「あ~癒える~」と思ったら、オナラが出た。何か知らんけど。
私も布団に潜ってチャコを撫でてたから、モロにこもる匂いに当たったんだけどクッサイのよ。
年々、臭くなってるけど、まぁクッサイ。
「クッサ」と自分で声に出して、チャコも鼻をフガフガさせてるの見てたらゲラゲラと笑えてきて怒りがごっそり減ってたわ。
あんなに怒ってたけど、オナラってすごいわ。クサイの嗅ぐと怒りが減るわ。
チャコに「クッサイね~中年のオナラきっついね~」とか言いながら昼寝できたわ。
「~に感謝」とか言うの嫌だけど、こればかりは「オナラとチャコに感謝」だわ。
すっきりした状態で夕方に起き、即刻A電機の部長へメールを出した。
「契約の件で話があるので時間を下さい」的なの。もう、終わり。契約終了。
ウダウダ考えると、出さなくなるので送信Enter押すまで無心よ。
出した後に「家族とか居たらこんな事では切らないのかな?」と考えてみたけど、知らんわい。おらんもん。
独り身ゆえに自分が正しいのか間違ってるのか、をどうにも「家族持ちなら違うんでない?」と考えてしまうんだけど、何でそんな居もしない存在の事を考えるかって多分、他人から「子供がいないから、そんな行き当たりばったりな生活なんだね(無責任な生き方)」と思われるのが嫌なんだろうね。
その責任も猫と自分しかいないので他と比べれば「かっる!」となるけど、何故に独り身の自分が家族がいたら・・・と考えてまで行動せねばならんのよ。
独りは独りで税金も払ってるし、今後の若者の為にと選挙にも行っとるわい。
と、自分で自分に怒りながらも「最後の挨拶に持って行く菓子折り的なのは内勤(現在残ってるのは、男女似たり寄ったりの人間性)はグレードCで現場の人達(ほぼ皆いい人)はグレードAにしたろ」とか「内勤用はグレードCの個包装していない菓子(取り分ける女性がただただ面倒)で、現場用はグレードAの個包装がいいか」とか、とてつもなく地味で嫌らしい性格丸出しの当てつけ行為を思いつき私はもうこれで満足よ。
あとは口のうまい部長にほだされないように、恨み忘れるべからずでボロボロノート(叩きつけてたノート)を持って話し合いに行くだけだわ。
にしても、本当に疲れるわ。怒るのって。痩せてるかもしれんな。