怖い話が読みたい!

夏だからか、怖い話が読みたくて仕方ない熱に冒されてるんだなぁ。最近ね。

急だけども「勝手なザックリ年代別。私が怖いと思ってた本!」

幼少期

これ怖かったんだよね~。この絵本で夜は怖いというイメージがついた気がする。

ACのCMももれなく、この頃は怖かった。

「もったいないおばけ」とか「ごめんなさいいえるかな?」とかね。

もったないおばけ:AC公共広告機構

ごめんなさいいえるかな?: AC公共広告機構

「まんが日本昔ばなし」も当時は放送してて、物語によっては「こっわ!」というのも多々あったよね。

小学生~思春期

ノストラダムスだ!何だ!とかの時代。

都市伝説も大流行り。私ももれなく小学生向け~大人向け雑誌に「出没!」とかの見出しが入った人面犬、口裂け女情報を集めてたわ。ただ人面鯉あたりで「どれもこれも人面鯉じゃん!」と気付き、急激にその熱は冷めたけどね。

この頃読んでたのは母親が買っていた「サスペンス&ホラー」(講談社)次いで「ホラーM」(ぶんか社)。

他にもホラーと名のつく雑誌はチラっと中身を見て買ってもらってた気がするけど、毎月必ず買ってたのは 「サスペンス&ホラー」

犬木加奈子先生も好きだったし、関口よしみ先生(←この人の作品は人間が怖い!)も無茶苦茶、怖かった。伊藤潤二先生は画力の高さもあって家の中のシーンとかは特に怖いイメージだったなぁ。

伊藤潤二先生 の「ナメクジ少女」だったかなぁ?
休んでる同級生を心配して家を訪ねるシーンで、家の中がジメジメしてるというシーンがあったんだけど、柱や廊下、畳の湿気まみれ感が表現されてて気色悪いのなんの。ページをめくる度に自分も家の中に入ってるような感覚になってくから、何か出てくる感のドキドキったらね~。

まぁ、ナメクジが出てくるんだけどね。

話の怖さもだけど、絵との相性もあるかもしれん。関口よしみ先生なんかは少女漫画チックなのに内容は鬱エンドだもんね。ちょっと本当にこんな事あるかもしれん!と思わせるお話だったし。

バラエティーに富んだホラー界黄金期だと勝手に思ってる。

大人

テレビの規制もあるのかなぁ?怖いの放送してくれるTV番組自体が少なくなったような気がする。

大人にもなれば今までの経験があるので大概の作品は怖いと思わなくなってくる。新鮮味がなくなるんだよね。

だからこそ大人になってからの怖い!と思わせる作品は本当に怖い。

最恐じゃないでしょうか。個人的にですが。

未だに怖いんだよなぁ。今も画像を貼る時に表紙を見て「こっわ!」って思ってるからね。

このコミックを買って、その日に読み本をしまった後がまず怖い。翌日以降も本をしまってある部屋に行く度に怖い。ネットかなんかで怖い話を読み、怖いわ~と思ってる時に本をしまってある部屋に行く度に怖い。

内容は割愛します。電子書籍がいいでしょう。コミックだとずっと怖いからね。

リングもこの頃なんだね~。今見ると、画像が粗くてまた怖さが増して見える。

リングは小説も面白かった。怖いという意味では怖いんだけど、映画と違って小説だからこそのギミックがあり、それが読み手側に恐怖を感じさせる。映画から見てしまったから貞子は映画の貞子でイメージされちゃったけど、映画を見てなかった時の自分が想像する貞子がどんなもんだったのか気になる。

怖い小説というのを私は読む機会が少ないんだけど、十二国記シリーズで有名な小野不由美先生の「残穢(ざんえ)」は説得力のある怖さだった。「屍鬼(しき)」も読んだ事があるけど、これは最初の方に感じる不気味な恐怖がじわじわと広がっていく感じで、段々とパニックホラー的にスピード感が出てくるとこが一気読みしてしまうぐらいに面白い。

「残穢(ざんえ)」 は映画化もしてて、そっちも見た事があるけど小説の方が面白いかもしれん。

映画は映画で怖く出来てるんだけど、話しの密度的に小説の方がどうしたって濃い。テーマが土地につく穢れだからか、他の怖い作品が恐怖に追い詰められる、というのが多い中この作品は恐怖を追っていくんだよね。

ぼんやりしてた何か怖いモノがどんどん形になっていくような。

私はこれを見て家を全く買う予定が無いにも関わらず「家買う時、土地の歴史見よ!」と思ったわ。

怖さとは全く違う事考えてるな。

もう一つ、小説から。

乙一先生の作品はこの「ZOO」2冊と「GOTH」2冊(番外編は読んでない)を同時に購入。一気に4冊読んだけども、読んだ後ったら。。。。。。。

何なのよ、これは。

何でこんな本を出したよ。

こんなに嫌な気持ちにさせる本はないど!

とな。まぁ~~~、嫌な気持ちになる。以来、乙一先生の作品は読んでません。黒乙一と呼ばれるこの作品達。白乙一もあるんでしょうけど、そうね、いつか元気が沢山ある時に読んでみます。

なので、これを読む時は精神的に参ってない時、且つお出かけ前や通勤中に読むことはオススメしない。

私は1週間かそこら、ずっと嫌な気分だったわ。これを書いた作者も世に出した出版社も実際に販売していた雑貨屋も一時期は皆、ろくでなしに思ってた。

ただ文章だけで、ここまで心えぐられるような嫌な気持ちにさせるのもならではなんだろうね。


長くなったので、また次回へ。

だって作品紹介だけになっちゃったもんね。

では。また。