近況から。
ブログを休み?(休みって言うのか?誰に強制されてるわけでもないからなぁ)サボリ?(誰に強制されてる(ry)先週の集中力散漫による仕事の遅れを取り戻してた。
『やれば出来る!』は学生時代では魔法の言葉だったけど、40歳にもなれば『やっても出来ん!』という事があるのを知ってる。1週間の遅れは 『やれば出来る!』 では対応できん。
それでも少しでも遅れを取り戻していきたい。
ここ何日か朝から深夜まで作業し続けたところ・・・・・・『やれば出来た!』
ええ。出来ましたね。
出来ん!と思ってたけどね。
その数日は「燃えるぜーーー!」という勢いもなく、淡々に仕事ばっかりしてたけど何とかなったわけであります。
それにしても夏休みの宿題をギリギリまでやらなかった(提出し忘れ続ける時もある)人間が大人になったな。
今もし夏休みの宿題を手掛けたら、8月半ばまでには終わらせるようにするんだろうなぁ。
間違っても8月31日に「ひぃ~~~」とか言いながらちびまる子症候群みたいにはならないわ。
深夜にて
ここ数日は深夜2時頃まで仕事してたんだけど、昨晩とうとう奴がやってきた。
夏になると断末魔を聞かせにやってくる アイツ。
地上に出てからの生命が短いことで一部の人からは同情を買ってる アイツ 。
個人的に思ってるのは夏を夏にすべく盛り上げ隊長を担ってるであろう アイツ 。
前にも書いたかどうか分からんけど、仕事部屋には格子付きの腰高窓がついてる。
深夜とは言え、暑いので夏は窓を閉め切っているものの外の音も聞こえる。
作業おわりかけ、データの見直しをしてる時にあの独特の羽音と声を響かせ共有廊下のランプに激突した音がした。
「ビジビジビジビジビジビジビジパンッ!ビジジジビビビ」
(文字にするとこんなん?ぞぞけがする独特さは伝わらんね。)
すぐ、どっか行くだろうと思ってたのに共有廊下内を転げ回ってる音が響く。
もう飛行もままならん状態か知らんけど、羽音と声を響かせアチコチの壁にぶつかってる。
この暴走飛行が窓一枚隔てた、すぐそこで行われてる。
窓一枚隔てた向こうで制御不能な命が暴れてる。
私は虫全般が嫌いで、どれが一番嫌とかもないけどセミだけは同じ室内で絶命されそうになったことがあるので、その恐怖を知ってるの。
彼らの最後は多分、人間と変わらん。
大いにあがいて、大いにもがく。
悲鳴じゃなくて絶叫に近い鳴き声は聞いてられないぐらいなんだよね。
「あ~セミの声が夏の到来を~」とかそんな風流吹っ飛ぶぐらいの断末魔なんだよね。
で、昨晩も廊下で大いにもがいてた。
共有廊下内での激突が室内の照明に導かれたのか窓と格子の間で器用に暴走しよる。
格子だよ?あんなスカスカのとこで何で上手いこと挟まったようにできるのよ。
窓の「ゴンッ!」と格子の「カンッ!」という音、「ビビビ」という羽音に時折鳴く「ジジジ」。
「ジジカンッ! ビジジゴンッ!ビビカンッ!ビジゴンッ!ビビカンッ! ビゴンッ!ビビカンッ!ジゴンッ! 」
仕事なんて続けられんよね。
すぐお隣で、窓と格子に絡まって死にそうな人が悶え苦しんで暴れ回ってるんだもん。
私がもののけ姫のシシ神様だったら!
「フッ」と息を吹きかけて楽にしてやれたのに!
楽になりたがってるかどうかは知らんけど!
命を奪うモノでも与えるモノでもない私は、彼がこの窓に導かれないように、どっかもう私の預かり知らぬ場所で、というかちょっと飛べば畑が広がってるからそっちで暴れてくれんかね?とお願いしながら、そっと電気を消したわけであります。
知らない方がいいことは知らなくいい。
夏の夜は別の意味で魑魅魍魎が跋扈してる。
夏になると昼中は暑いから日が落ちてから、ちょっとした買い物に行く。
常々思うのは明かりは要るのか?要らないのか?
真っ暗では危ないし、治安にも明かりは要る。
だけどさ、見えなくていいものももれなく見えちゃうんだよね。
今日も夜になってから、おやつを買いに高齢者専門と化してる近所のドラッグストアへ。
繁華街ではない町の街灯は暗いような暗くないような程度で、見たくないものまで見れる程度には明るい。
レジをしてる最中に店のガラスに激突してる何だか得たいの知れないデカいトンボ蛾みたいなのを発見。
最近はお店に虫が集まることはないけど、未だに店内に入ろうとする猛者は絶えん。
多分あのデカいトンボ蛾もその一種だと思う。
「空域制圧!」と言わんばかりに暴走・迷惑飛行を繰り返してるソイツを店内から確認しつつ、店を出た後に通るであろう方向にソイツがいるわけで、このままだと遠回りして帰らなかんな、と思ってた。
このドラッグストアには風除室(お店の入り口にある自動ドアに挟まれた部屋)が設けてあり、店内から一枚目の自動ドアを抜けた先に外へ通じる自動ドアがある。
私が一枚目の自動ドアを抜けると、その外へ通じる自動ドアを開け放し男性店員がドア付近で何かしてる。
男性店員は自動ドアの外側に位置して手を振って、あのデカいトンボ蛾を追っ払っている。
が、外から追っ払ってるのでトンボ蛾はブワっと風除室へ、いわば私の元へ飛んでくる。
人前だろうが何だろうが驚いてよろけて、変な声出て、態勢立て直して荷物放り出して店内にダッシュで戻った。
レジに居た店員もヤツを発見し小さく悲鳴を上げた後、素早く頭を切り替えて私の狼狽えぶりを納得し「申し訳ありません。大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。
私も彼女の声で落ち着き「はぁすいません。大丈夫です」と答えながらも暴走トンボ蛾が店内に入ってこんか、気が気じゃない。店内にまで進出してきたら私は店の奥にある冷凍コーナーまで逃げるつもりではいた。
ただすぐに男性店員が私の放り出した買い物袋を持ちながらバタバタと手を振り、トンボ蛾は店外へ。
ヘラヘラ笑いながら「すいませ~ん」と小さい声で袋を渡してくれた。
言いたい事、思ってる事は山ほどあるけど、嫌味たらしく彼を描写したので、これ以上は何も言うまい。
彼はよかれで彼の仕事をしただけ。
あの暴走トンボ蛾からの脅威からは脱出できたけど、神経が過敏になっちゃってんだよね。
細長いゴミは蛇とかミミズに見えるし、アスファルトを突き抜けて生える雑草もバッタに見えるかと思ったら、本当にバッタだったり、どぶさらいの名残りなのか道路脇にあるこぶし大の石コロは牛ガエルに見えてくる。
目にするものが何でも虫や爬虫類に見えてくるし、実際に本物だったりする驚きと恐怖の中、遠くであの暴走トンボ蛾がまた店内に入ろうとガラスに体当たりしてるような嫌な音がする。
マンションのエントランスに入り、エレベーターの方に向かう寸前、私は静かに気配を消しクルッとUターンをしてエントランスから出た。
ここ最近、何故かエントランスの更に奥になるんだけど一部の電灯がオレンジ色なのよ。照明にありがちな暖色系の電球色じゃなくてトンネル内で使われてるようなオレンジ。どぎついオレンジ。アメリカ産とかあっちのオレンジ。
そこだけ何かホラーになってる。
はて、本当に世の中には知らない方がいいこともある。
私は知らなくていいことは知らなくていい。
浮気をされても知らない方がいい。
悪口を言われてても知らない方がいい。
神経が過敏になってたから、マンション内は明るかったから、見なくていいものを外で発見してしまった。
奴だけは外で見つけちゃぁいけない。
室内で出会った時の逃げる場所が外なのに、その逃げ場所である外で出会ってしまうという事はどこにも逃げ場がなくなるということ。
ああ、もう書きたくない。
大きかった。
あんなの久々に見た。
まぼろし感があるのに、やっぱり怖いし気持ち悪いし、ってか上ってこんか心配だし。
何かまだ分かんないよ!という人や寒いとこに住んでてピンとこない人用。↓↓
それは大きなGでした。
一階はもう襲撃されとるな。大雨が降ると上ってくるから、雨が降る前は当分出かけんぞ。
ほら。こんな事は見えてなきゃ、知らなきゃ何事もなかったように私はエレベーターを使ったよ。
当分、嫌な気持ちになることも無かったよ。
見るだけで人を「うへ~っ」とさせる奴もさすがだわ。
ギリシャ神話のメドゥーサは目が合うと石になっちゃうけど、奴は見ただけで数時間、下手すると数日またいでも 「うへ~っ」 とさせるからね。
書いた人も読んだ人も誰も得にならん話題になっちゃった。
夏はこわい。