クローズアップシリーズ第一回

誰が興味あるんだろうか。

誰も興味ないかもしれん。

今まで生活してきて、家の中にあるモノや外にあるモノ。
何気なく目に入っているけれど、よくよく見ると「コレ!すごいね!」という製品が沢山あった。

そういうモノに出会う度に「よく考えられてるなぁ」としみじみ感動していたが、今思い出そうとするとサッパリ思い出せない。

それが非常に残念なんだよね。

という事で、備忘録として「クローズアップシリーズ」を作っていこうかと。

誰も興味なかろうが、見つけ次第ちまちま紹介し続けてやる!という気持ちです。

で、今回は「デリネーター」という製品。(メーカーにより呼称の違いがあります)

これは最近、車に乗って信号待ちをしていた時に見つけたんですが、シンプルながらも、よく出来ている。

「デリネーター」聞いた事ないけど、ほとんどの人は見かけています。

delineator
デリネーター

これが「デリネーター」と言っても画像は防塵タイプのデリネーター。

見たことありますよね?道路の端なんかで見てるかと思います。

これは視線誘導標と言われる製品の中の一部です。
そもそも視線誘導標とは読んで字のごとく、運転手の視線を誘導する為の製品です。

視線誘導標には他にも道路鋲

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道路視線誘導協会より引用


車線分離標

syasenbunrihyo
道路視線誘導協会より引用

線形誘導標

senkeiyudohyo
道路視線誘導協会より引用

などなどあります。詳しくは道路視線誘導協会へ  

運転している人に限らず、目にする機会はあるかと思います。

話を防塵タイプのデリネーターに戻します。

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防塵タイプのデリネーター

実際の製品は風によって羽が回転する仕組みです。

トンネルの中は雨も降らず排気ガスが充満するため、表面が汚れてしまいます。そこでプロペラをつけ、風によって回転することで表面を掃除する仕組みを設計しました。
(中略)
抵抗を少なくするため、プロペラの内側、真ん中、外側3か所に分けてゴムが付いている。

ー 引用元:GAZOO『地味にスゴイ! クルマの運転に欠かせない「視線誘導標」の役割とは』より

これ、よく出来てるんですよ。こういうの、すごーく好き。

車の排気で汚れていくレンズ表面を車の通過で発生する風、自然風の力で回転しながら汚れを防ぐ。

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株式会社アークノハラカタログより

ゴムの配置、サイズもちゃんと考えてある。

いいねぇ。これ。本当こういうのいいわー。シンプルな造りでちょっとした工夫。

魅力を伝えたいけど、どう伝えていいか分からないもんだね。

私はこの製品がお酒のツマミになるぐらいなんだけどね。

からくり人形、細工箱が好きな人は分かってくれるんじゃないかなぁ。

heyyy
ちょっとした工夫繋がりの小話

百均に綿で出来たボディータオルが売ってたので、買ってきた。
こういうのには大概プラスチックのタグピン(下に画像貼っておく)が付いてて、切り取る時が厄介。

毎度、ハサミで切るけど片方がどっか飛んでったり、糸の目が粗いと中に入ってどっか行くとかね。

今回も切る時にゴミ箱の上でゆっくりとハサミを入れたんだけど、テープがついてたの。

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イラストクイズ並みに何か分からんし、タオルの部分、色うっす。

タグピンの両端にテープが付いてて、ハサミで切っても吹っ飛ばないようになってる。
110円だったけど、その倍以上の価値があるわ。この気遣い。

最近はこれが当たり前なのかは知らないけど、なんか嬉しいい。ありがとう、誰かさん。