肌の一部は死ぬこともある話

WordPressでサイトを作ってた頃だから、4月頃かな?それまで根詰めてやってたけど、あまりの分からなさにうんざりして電子書籍を読みふけってた時があったんだよね。

何日間かは覚えがないけど、仕事も無いからほとんど寝室でゴロゴロしながら漫画と小説を読んでるような日々。頬杖をつきながら読むのが癖みたいで何時間もそんな態勢で読むから、手のひら(顎が当たる箇所)が痛くなるぐらい。他の身体もガタピシ。それでも読んでる本が面白かったから、ぶっ続けで読む毎日。

そんな日々を続けてた、ある日。朝の洗顔と歯みがきに洗面所へ。何気なく自分の顔を見たら頬の一部が茶色になってんの。直径1cm程度かな。明らかに他の肌の色と違う。触ってみるとブヨブヨしてる。他の肌がかろうじて、ハリというものがあるのに対し、茶色になってるとこはブヨブヨ。肌の質も他と違う。

『えぇ......これ何?』と思い、顔を少し傾け横を向いてみると頬骨の下からげっそり肉が落ちてんの。

before-after
上が肌死んだ頬
下は通常

上手く描けないのがもどかしいけど、大袈裟でなくゲッソリいってる。

反対側の頬は普通だから頬骨から下はふっくりしてる。見比べると、その差が凄い。

ぼんやりと『肌のハリが無くなったらこんな感じになるんかな?』と自分の未来の老けた顔が容易に想像できた。

恐ろしいよ~。未来の老けた時の自分なんて見たくないのにね。

何度、触ってもブヨブヨしてて感触が悪い。80歳以上の老人の頬や腕あたりの肌を触ったことがある人は分かるけど、本当にあんな感じ。

自分の肌がその感触だから、どんな恐い話よりも、ぞぞっと寒気がする。

茶色に変色してるから、垢かもしれんと思って念入りに蒸しタオルでこすってみたけど変わらない。この死んだ肌がここから勢力を広げて顔全体に広がったら、と考えると『えらいこっちゃ!えらいこっちゃ!』とウロウロ。ハウルの動く城でソフィーが老人になった時に、ウロウロしてるのと同じ。ソフィーの気持ちよく分かるわ。

ウロウロしてても仕方ないので、再度念入りに洗顔して歯みがきをする時も内側から頬の肉を押し上げたりしてみても変わらない。ブヨブヨになって変色した肌は頬にある。

何がどうなって、こうなってんのか理解できんけど、数日間を怠惰の極みで過ごした代償なのであれば、こりゃあんまりだよ!と言いたくなる。肉体攻撃と精神攻撃同時じゃないよ。しかもダメージ大きいし。

化粧で誤魔化せるのか?とか、治すという道を諦めてばれない方法みたいなのを模索するんだけど、落ちた肉は戻らないからね。

頭ん中『どうしよう。どうしよう』で一杯で何が自分に起こってんのか検索してみたの。【肌 死ぬ】とか【肌 一部老化】とか。いまいちピンと当てはまるのが無かったんだよね。病気のようには思えなくて、単純に肌の老化が一部早まってるんだと思い込んでたのもある。SFみたいな事が自分の肌に起こってるな、と。

肌の画像なんかを見てる時に安田大サーカスのHIROの画像が目に止まった。頬の色が同じ色なのよ。

「これだがな」と。太ったことによってこうなっての?と思って調べてみると・・・・・・。

残念ながら当時に発見したサイトが何か分からん。分からんけど、【HIROの頬の黒ずみ】から引っ掛かるサイトを見ていって、「これだ!」というのがあったの。現在、調べても「毛孔性苔癬」「顔面毛包性紅斑黒皮症」と出てくるばかりで、私の死んだ肌とは違うんだよね。そもそもザラザラしてないし。

何を見て「これだ!」と思ったのか忘れてるんだけど、原因としては「頬杖」と「表情筋を使ってないこと」だったような。頬杖で毎日、何時間も指で頬を押さえてる状態だったのと顔の筋肉をほとんど動かさない毎日が重なって、肌の一部が死んでしまったようなの。知らんけど。

とりあえず、この日から口の中で舌を回す体操をした。左回りと右回り各々10回を延々と。頬杖をせず、本を読みながら思い出した時にぐるぐる回す。顎や舌が疲れたと思ってから5回やったら休憩して、また回す。

ひたすら回す。回しまくる。風船吹けんというまで、回す。

いやはや、そんな事をして何日かな?3日も経ってないような気がするけど。無くなったんだわ。死んだ肌が。復活しよったのさ!ふっくりしてくれてんのさ!あ~肌自体が綺麗だったら、画像貼りたいぐらいだわ。Before撮ってないから、比較できんけど。

凄いぞ!舌回し!5~7年前に一度、舌回しにハマってた時があったけど、あの時は何ら効果は見出せんかった。が、今回は驚きの結果よ。あのブヨブヨが無くなったし、肌の色も戻ったし、ゲッソリいってたのも戻ってるし。

あのままTウィルスに感染してしまったような気分でゾンビになるんか、ならんのか、と戦々恐々としていた時を思うと、こんな事で治るの?!と。運動大事なんだね、と。筋肉に怠惰な日々を過ごさせてはダメなんだね、と。大きく学んだ。

あれから時間は経過してるけど、今も肌は死んでない。舌回しは既にやってないけど、頬杖はやめるようにしてる。

肌が死んだな、と思ったら舌回ししてごらん。生き返るかもしれんよ。ただし、残念ながら年相応にしか生き返らんからね。20代とかは無理だから。思った結果が得られんかったら、それは年相応の肌か皮膚科案件だわ。