年をとると痛みも遅いのかって話

年末に2Lのペットボトル数本と他なんかちょこっと買って、帰宅した。

私は家に入る前に上着やショール(あ~この言葉、しばらく肩掛けしか出てこなんだ)をはたいてホコリを落としてから入るのを習慣にしてる。ホコリホコリ前回からうるさいし、どんだけ潔癖ぶってんだって話ですが、とにかく掃除をしたくない!ホコリが出てくる要因の一部に"外から持ち込む""ティッシュ"らしいのだけど(勿論、他もある)、鼻いじりからティッシュの使用は止められない。となると、何割のホコリを食い止めれるか知らんけど、外からのホコリを少しでも減らしたいわけ。 微々たる量だろうが何でもいいけど、部屋の中で脱いだり畳んだりする時にもホコリはたつから、なるべくそれらは全て外でしてるのよ。

この日も本来は玄関前でコートを脱ぎ、ホコリを落とす。ショールもホコリを落とし、ハンガーにすぐかけれるよう畳む。が一連の流れなんだけど、すっかり忘れて玄関に入っちゃったんだよね。また、外に出るのが面倒だから玄関内でホコリ落とし作業をしようと思い荷物を廊下に置こうと思ったの。 そしたら、とても丁度いい位置で腰あたりの丁度いい高さにビールケースが詰んであったんだよね。年末年始用のだと思うんだけど、嬉しくなるぐらいに荷物が置きやすい位置だった。ケースの上に買い物バッグを置いて、ホコリ作業に入った。

ホコリ作業しながら靴を脱ぎ、靴を下駄箱にしまおうとしたところで、ゴンっという音と共にバッグから転がったペットボトルが自分の足の甲に落ちた。んもうっ!痛いのなんの! んぐぅぅぅぅぅ!と、呻き声を出しながらもいいおばさんがギャイギャイ騒ぐわけにはいかん!と思い、誰も見てないのに"ちょっと痛いだけだし"風にクールぶってた。そうは言っても呼吸はスーフースーフーして口から痛みを出そうとしてる。

んぐぅぅぅぅぅ!の時間を耐え、一連の作業を再開。痛かったのは数分間だと思う。その後、少し大掃除をしてから30分くらい居眠りをした。ペットボトル落下から2、3時間は経ってたけど、起きたらまた痛いの。んぐぅぅぅぅぅ!の痛さじゃなくて、ジンジン痛い。地味に痛い。

この時はペットボトル落下の事はすっかり頭から無くて、いつもの足ガチッだと思ってた。(※足ガチッ、腕ガチッ、指ガチッ:寝入った格好のままの時にずっと動いてないと、起きた時にロックされたようになってて、その部分を伸ばす時に「んっ!」と勢いづけて伸ばさなきゃいきないやつ) 足ガチッだから踵や足の指を伸ばしてみたけど、まだジンジン痛い。足首を回してみたり手でマッサージしてみたりしてた。やればやるほど、痛くなる。とりあえず、トイレに行こうと思って立つと激痛。片足に体重がかけれない。はわわわわ~、と少し不安になりながらも、なんとかトイレへ。

ここで老人にとって骨折というものが、どれだけ死活問題なのか少し感じる。片足が使えないだけで、かなり不便。家の中にバーがあちこちある訳ではなし、杖もない。立ち上がるだけで一苦労。 この日は既に夜だったので、病院は明日にしようと思い食事を済ませ寝る。でも寝れない。足ジンジンの存在感アピールが凄い。この辺りでは既に足ガチッではなく、ペットボトル落下による何かだ!と思ってたけど、何も出来ない。骨折なのか、打ち身なのかと考えながら煩い足のアピールに耐えネットで自己診断。

骨折なら、激痛で我慢出来てないだろうから打ち身ではないか、と結論付けこの一晩だけでもと思い抗炎症剤、鎮痛のシップ(腱鞘炎で貰ってた)を貼り、痛み止めで市販薬を飲んだ。痛みはすぐにはひかないが、見ると絶対寝てしまう映画を見て何とか寝た。翌日、すぐ病院へ行き無事シップやら貰い、「残念ながら大掃除手伝えません」の大義名分が出来た。

結局、アザは出てこなかったけど一人暮らしに不安を覚える。そりゃ、両親も不安を覚えるわな、とも思う。病気、ケガに安心って保険よくあるけど、金銭の問題も大事だけど通常の生活が出来ない事への不安が大きいわ。とりあえず、杖は早速見たよね。

自立してくれる杖。両親用にも用意しておこうか、と思う。

それにしても時差で痛みのアピールしてくるとは思わなんだ。